総領事の活動

麻妻総領事は約3年半ものフランクフルトでの任期を終え、帰朝しました

「ドイツは個人的に長年関わりのある国です。テュービンゲンでの研修、在ベルリン日本国大使館での赴任を経て、今回が3度目のドイツでの長期滞在となりました。フランクフルト総領事として約3年半を過ごせたことは、私にとって喜ばしく、光栄なことでした。この間、私を支えてくださったすべての方々に心から感謝申し上げます。」

(写真は離任式にて。 左から、朝妻総領事とツァイデニッツフランクフルト独日協会副会長)

麻妻総領事は、2021年6月にフランクフルトに着任しました。当時は日独国交樹立160周年という節目の年であり、コロナの規制のため活動は制限されていたものの、着任当初から日独間には強い結びつきがあり、規制緩和に伴って交流も本格的に再開しました。
麻妻総領事の任期中、ヘッセン州、ラインラント=プファルツ州、ザールラント州では活発な日独交流が行われてきました。姉妹都市及び友好都市間の相互訪問が何度も行われ、ラインラント=プファルツ州とザールラント州の州首相による訪日も実現しました。さらに経済面でも、数多くの交流や協力を通じて強固な関係が築かれてきました。また、特にライン・マイン地方では、ニッポン・コネクションやマイン祭りなど、日本文化イベントや日独交流イベントがいくつも開催されてきました。
政治的不確実性の高まりと増大する共通の課題により、日独間の協力の重要性はかつてないほど高まっています、と麻妻総領事は強調しました。両国が連携することによって、世界各地で続く戦争や紛争、気候変動の進行、自然災害の増加といった課題に対し、より効果的に取り組んでいくことができます。ドイツと日本は、民主主義、法の支配、自由貿易といった基本的価値を共有し、これらの課題に対する解決策を見出す経済的・技術的能力を有しています。

麻妻総領事はアンダーナッハ市の祝祭演奏会で演説をしました (令和6年10月3日)

 10月3日、麻妻総領事はドイツ統一の日に毎年開催されるアンダーナッハ市のオーケストラの祝祭演奏会で演説をしました。
 今年の演奏会では、特に日本と深い関係のあった二人のアンダーナッハ市の人物、テレーゼ・ナガイ氏(旧姓シューマッハー)とヴィルヘルム・ナガヨシ・ナガイ氏 (長井長義)が追想されました。同夫妻は、日独友好のパイオニアでした。テレーゼ・ナガイ氏は日本における女子教育の推進に貢献され、また、ヴィルヘルム・ナガヨシ・ナガイ氏は日本初の女子大学の設立や、日独協会の設立にも携わられるなど、数々の功績を残されました。夫妻はドイツと日本への深い思いをご子息にも伝え、両氏のご子孫もまた、アンダーナッハ市及びドイツと日本との関係強化に尽力されてきました。10月3日のイベントにはご子孫も出席され、長井夫妻へ思いを馳せられました。
 写真© Annika Sarrazin (アンダーナッハ市)

麻妻総領事はシュヴァイツァー・ラインラント=プファルツ州首相を表敬訪問しました(令和6年8月29日)

 8月29日、麻妻総領事は柳駐独大使に同行し、ラインラント=プファルツ州のアレクサンダー・シュヴァイツァー州首相相を表敬訪問しました。7月に就任した同州首相に対して祝意を伝え、ラインラント=プファルツ州における日独間の自治体交流やスポーツ交流、学術交流について、また、経済分野での日独協力等についても意見交換を行いました。シュヴァイツァー州首相からは、同州と日本の関係をさらに深めたいとの発言がありました。

麻妻総領事はDiplomatic Councilで講演を行いました(令和6年8月28日)

 8月28日、フランクフルトで行われたシンクタンク「Diplomatic Council(外交評議会)」の会合にて、麻妻総領事は「経済安全保障と日独協力」に関する講演を行いました。
 麻妻総領事は講演の中で、経済安全保障の分野での日本の政策や日独の政府間協力、今後の両国の更なる連携の可能性について説明しました。
 さらに、観光地としての日本の人気の高さについても話し、参加者に対して2025年の大阪万博や2027年の園芸博覧会を紹介しました。

麻妻総領事は、青梅市を訪問しました (令和6年7月18日)

 7月18日、麻妻総領事は東京都青梅市を訪問しました。 
 青梅市は、ラインラント・プファルツ州のボッパルト市との間に、来年60周年を迎える長い間姉妹都市関係を結んでいます。麻妻総領事は、青梅市役所の前にある友好の鐘を訪れ、青梅市の大勢待市長から友好ワイン「ボッパルトの雫」をいただきました。「ボッパルトの雫」は、友好の証としてボッパルト市から青梅市に贈られたブドウの木から作られています。


FCバサラマインツとマインツ05の親善試合 (令和6年7月12日)

 7月12日に快晴の空の下、FCバサラマインツとマインツ05の親善試合が開催されました。最初にマインツ市のBeck市長、次に麻妻総領事がボールを手に挨拶し、二人の手から審判に渡されたボールでキックオフとなりました。試合にはマインツのほかフランクフルトからも多くの日本人が駆け付け、ドイツの観客とともに観戦し、サッカーを通じて日本とドイツが繋がる良い機会となりました。


 マル・ドライヤーラインラント・プファルツ州首相送別式(令和6年7月10日)

 7月10日、麻妻総領事はマインツ市で行われた、マル・ドライヤーラインラント・プファルツ州首相の送別式に出席しました。
 当館は、同氏が昨年の訪日をはじめ、ラインラント・プファルツ州と日本との友好関係の維持のために尽力されたこと、また、長年にわたる地元でのご協力に謝意を申し上げるとともに、同氏の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
 写真は、6月28日にマインツのVRMの庭で開催されたIHKラインヘッセン主催のサマーイブニングで撮影されたものです。ドライヤー氏は600人以上の経済界や政界からの招待客から別れを惜しまれました。


 2023年作文コンクール表彰式(令和6年7月5日)

 2024年7月5日、麻妻総領事は2023年度作文コンクールで優秀作を受賞した10名を公邸に招き、表彰式を開催しました。受賞者には麻妻総領事から表彰状が授与されました。
 この作文コンクールは毎年、フランクフルト独日協会、日本文化普及センター及び当館の共催で、学校訪問プログラム「Japan im Klassenzimmer」(「教室の中の日本」)の一環として開催されています。前年度に当館による学校訪問に参加してくださった全ての生徒が応募できます。

 作文コンクール表彰式の詳細 (学校訪問プログラム「Japan im Klassenzimmer」(「教室の中の日本」)について))  


 DJW シンポジウム 2024 - 第一部(令和6年7月3日)

 7月3日、麻妻総領事は日独産業協会(DJW)主催のレジリエンスと未来への備えをテーマにしたシンポジウムに参加しました。麻妻総領事は開会の挨拶の中で、現在の地政学的な状況下で生じている課題にも触れました。また、原材料依存への対策とサプライチェーンの必要性、特に日独間の協力と関係性について強調しました。


 麻妻総領事は、カッセル市のドイツ戦没者墓地委員会(Volksbund Deutsche Kriegsgräberfürsorge e. V.)を訪問しました (令和6年6月26日)

 6月26日、麻妻総領事はカッセル市のドイツ戦没者墓地委員会(Volksbund Deutsche Kriegsgräberfürsorge e. V.)を訪問しました。
 ドイツ戦没者墓地委員会(Volksbund Deutsche Kriegsgräberfürsorge e. V.)は、海外における戦死者の収容、埋葬、墓地の管理を行っています。また、もう一つの重要な分野は、追悼と記憶の文化です。
 6月26日の交流会では、同分野におけるドイツと日本の共通点と相違点、そして両国の取り組みが議題となりました。
 写真左から ディルク・バッケン書記長、大塚琴絵副領事、麻妻信一総領事、アルネ・シュレーダー戦没者墓地担当課長。


 ヘッセン領事団のサマーレセプション (令和6年6月25日)

 6 月 25 日(火)、ヴィースバーデンのヘッセン州議会において、ヘッセン領事団のサマーレセプションが開催されました。
 約130名の領事館および名誉領事として活動するヘッセン州領事団は、ドイツで最大規模の領事団のひとつです。レセプションでは、フランクフルトの国際都市としての重要性が強調され、国際的・文化的関係を深める機会となりました。
 写真左から:ライン・ヘッセン州首相、麻妻総領事、ウォールマン・ヘッセン州議会議長
 (写真:Stefan Krutsch Photography)


 ヘッセン州自由民主党(FDP)表敬訪問(令和6年6月4日)

 6月4日、麻妻総領事はヘッセン州自由民主党(FDP)のクネル院内総務およびナース院内総務を表敬訪問し、就任に対して祝意を伝えるとともに、日本とドイツに共通する課題等について意見交換を行いました。


麻妻総領事はFCバサラマインツの山下会長と岡崎慎司選手に面会しました(令和6年5月29日)

 5月29日、総領事は、FCバサラマインツの山下会長よび同チームの共同発起人である岡崎慎司選手に面会しました。新発表によると、岡崎選手は2024/25シーズンよりトップチームの監督として就任することが決定しました。
 FCバサラマインツは、ブンデスリーガ唯一の日本人運営のクラブです。日本人選手がドイツをはじめ欧州サッカー界でプレーする際の受け皿となるべく設立され、今年で10年になります。これまでに同クラブを経て現在も欧州で活躍している選手やトレーナーが多くいらっしゃいます。同クラブでは日本人、ドイツ人をはじめ様々な国籍の選手が一つのチームとしてプレーしていることが特徴です。


麻妻総領事は、ハッタースハイム市を訪問しました(令和6年5月23日)

  5月23日、麻妻総領事はハッタースハイム市のシンドリング市長とともに、同市に拠点を置く日本企業3社(NTTグローバルデータセンターEMEA、クラレヨーロッパ、安川電機ヨーロッパ)をそれぞれ訪問し、各社の代表と当地における日本企業の活動状況や各業界の情勢等について意見交換を行いました。その後、麻妻総領事は、ハッタースハイム市を訪問した記念として、同市のゴールデンブックに記帳しました。 


麻妻総領事はベッカー・ヘッセン州財務省次官を表敬訪問しました(令和6年4月2日)

 4月2日、麻妻総領事はヘッセン州のウヴェ・ベッカー財務省次官を表敬訪問し、就任に対して祝意を伝えました。
欧州中央銀行など重要な金融機関を多数有するフランクフルトをはじめとして、ヘッセン州には多くの日系企業が拠点を置いており、日本人コミュニティも存在しています。ベッカー次官と総領事は、独日関係が現在の金融経済情勢において共通して抱える諸問題について話し合い、同じ価値を共有する両国の協力関係をいっそう強化していくことを再確認しました。


天皇誕生日祝賀レセプションを開催しました (令和6年2月8日)

 2024年2月8日、在フランクフルト日本国総領事館は、大勢の招待客とともに天皇陛下の誕生日を祝いました。麻妻総領事の挨拶に始まり、ウヴェ・ベッカー次官、イーナ・ハートヴィック参事からもお言葉を頂戴しました。両氏は、日本とドイツ、特にフランクフルトとの強い結びつきを強調し、両国の特別な友好関係がこれからも続くことを確信させるようなスピーチをされました。
 また、西川扇夢二氏、西川扇優凛氏、西川蓮氏が日本舞踊を披露して日本文化を紹介したほか、ソプラノ歌手の松元美裕子氏が日本国歌とドイツ国歌を感動的に歌い上げました。


フランクフルト日本法人会と独日協会の合同新年会(令和6年2月5日)

 2月5日にフランクフルトの日本法人会と独日協会の合同新年会が開催されました。今年の新年会は、麻妻総領事、バイヤー・独日協会会長、ギュンター・ラインマイン国際投資促進公社社長がご挨拶しました。
 その後、ヨーデルを極めた石井健雄氏による演奏で会場は大変盛り上がりました。毎年恒例の鏡開きも行われ、麻妻総領事、バイヤー会長、ギュンター氏と日野法人会理事長の4人による息の合った動きは、日独の産業界・文化界の強い結束を象徴するものでもありました。


アンビエンテ2024の公邸レセプション(令和6年1月31日)

 1月26日、フランクフルト・アム・マインで開催されたアンビエンテ見本市(Ambiente Messe)に際して、麻妻信一総領事は日本からの出展者25社を歓迎しました。約90カ国から出展者が集まる世界最大の消費財の見本市であるアンビエンテは26日から30日にかけて開催され、今年も日本企業にとって、海外の方々に自社製品をアピールする絶好の場となりました。
 見本市冒頭のレセプションは、アンビエンテ初参加の出展者も含め、出展者のネットワーキングと交流の場となりました。



過去の活動