総領事のご挨拶

令和3年7月5日
麻妻総領事
この度、在フランクフルト日本国総領事として着任いたしました麻妻信一と申します。どうぞ宜しくお願い致します。 
 
 ドイツでの勤務は2006年8月までの在ドイツ日本国大使館での勤務以来15年ぶりとなります。音楽、文学、スポーツなどドイツの文化には以前より慣れ親しんでおり、今回ドイツに再び勤務できることを大変うれしく感じております。
 
 当館はヘッセン州、ラインラント=プファルツ州、ザールラント州の3州を所管していますが、この3州の日系企業数は約300社、在留邦人数は約6500人以上に上り、日本と密接な関係にあります。総領事館として、こうした状況の下、日独間の文化・経済交流のさらなる発展に取り組むとともに、在留邦人・日本人旅行客の方々の安全確保にも努めて参ります。特に新型コロナウイルス関連情報をはじめ、在留邦人の皆様に対する迅速な情報発信・サービスの提供に心がけて参ります。
 
ドイツと日本は、文化・学術面で深い交流関係を築いてきましたが、政治・外交分野でも、民主主義や法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナーです。また、経済面では自由貿易を前提とした、相互に信頼できる貿易相手・投資先となっています。
 
 本年は、日独交流160周年という記念すべき年であり、これまで築いてきた関係の更なる発展へのよい機会となります。残念ながら、新型コロナウイルスの影響により、関連の行事を開催できない状況が続いていましたが、本夏、当地で緩和措置が実施されることとなり、徐々に行事実施の見通しが立つようになりました。今後も一つでも多く、日本文化や日独交流について紹介できる機会を実現し、更なる日独交流の促進に努める所存です。
 
 コロナ渦の困難な状況が改善し、様々な交流・往来が再開できる日が一日も早く来ることを祈念しつつ、一つ一つの課題に誠心誠意取り組む所存です。どうぞよろしくお願い致します。



令和3年7月                                                                                
在フランクフルト総領事館
総領事 麻妻 信一